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浅い呼吸で休んでいるのに休めていない?

最近、タイ古式マッサージをしていると、とても目に付くことがあります。
それは、呼吸の浅いお客様が大変多いことです。
呼吸が浅いということは交感神経が優位になっており、次のような症状があります。
・代謝が悪くなる
・眠気が取れない
・疲れが取れない
・イライラする
・活気が出ない
・便秘
・冷え性
ここに書いた以外にもまだまだ弊害があります。

原因の多くはストレスとされています。また、猫背も肺を圧迫するので原因のひとつです。
そして、ほとんどの方が自覚症状がありません。気になった人は、セルフチェックしてみましょう。方法は2つです。

胸のふくらみでチェック
1、肺がある胸の下部あたりに、メジャーをグルッと巻きます。
2、思いっきり空気を吸い込みます。口と鼻どちらでも構いません。
3、メジャーがどれくらい伸びたかを確認します。
これで数値を測定します。
5センチ以上あれば正しい呼吸ができているといえます。3〜5センチの間であれば、深い呼吸ではないけれど十分な呼吸はできています。3センチ未満であれば呼吸が浅い可能性があります。

息を吐く長さでチェック
こちらはまず思いっきり空気を吸い込みます。その後ゆっくり時間をかけて息を吐き出していきます。
20秒以上吐くことができれば、正常な呼吸をしているといえます。20秒に満たない場合は、呼吸が浅い可能性があります。

セルフチェックで呼吸が浅かった人は鼻からゆっくり吸って口から吐いて深い呼吸を意識しましょう。
ゆっくりとした深い呼吸は副交感神経に働いて、血管が開き、末梢まで血流がよくなります。血流がよくなると、全身の筋肉が緩むために、体がリラックスします。
深呼吸によって強制的に身体をリラックス状態にできるのです。

意識してリラックスするのも変な話ですが、それだけストレス社会なんでしょうかね
働いている時は気持ちを高ぶらせて、休んでいる時は気持ちを落ち着かせる。
状況に応じた心の状態でメリハリをつけることが大事だと思います。