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肩甲骨を下げるストレッチ

肩甲骨を下げることで得られる効果をご紹介したいと思います。

●肩こりの解消
多くの人が悩まされている肩こり!「温めても揉んでも叩いても、全く良くならない」と感じている人は、肩こりの原因が肩ではなく肩甲骨にある可能性もあります。
また、肩こりを患っている人は、頭痛や吐き気、めまいなどの症状を同時に抱えていることも多いですよね。肩甲骨を下げることでこれらの症状も徐々に改善することが期待できます。

●バストアップ効果
猫背になってみると、バストは体の中に押し込まれてしまうため、形が悪く見えます。
それとは逆に、肩甲骨を背中の中心に寄せてみると、バストが上に引き上げられるため、形はよく見えます。
これは、バストと背中は皮や筋肉で繋がっているためです。なので、肩甲骨を下げることでバストを綺麗に見せることができます。
また、肩甲骨を下げると血流が促進されてホルモンのバランスが整い、乳腺が発達しやすくなることから、バストアップ効果が期待できるとも言われています。

●姿勢が美しくなる
どれだけ綺麗な人でも、猫背だとその魅力は半減してしまいます。
立ち姿や後ろ姿というのは、自分で思う以上に人から見られているため、美しい姿勢を保つことができるだけで、印象をよいものに変えることができます。

●顔のたるみを解消
肩甲骨を下げ胸郭を上げることで、顎の筋肉が下に引っ張られなれることがなくなり、顔のたるみの解消も期待できます。

●冷え症の解消
肩甲骨を下げることにより、固まっていた筋肉が解れ血行が促進されると、冷えの解消にも繋がっていきます。

●シェイプアップ効果
肩甲骨が下がり、正しい姿勢で長時間過ごすことが可能になると、見た目が美しいだけではなく、体のラインを引き締める効果が期待できます。
なお、肩甲骨を下げることで肩甲骨周りに多く存在する褐色脂肪細胞が活性化し、体脂肪を燃焼させるためダイエット効果があるという話もありますが、
実は褐色細胞に脂肪を燃焼させる作用があるかどうかは、実は現時点では詳しく解明されていません。

肩甲骨を下げることは、美容・健康のためには欠かせないことがわかりました。
いい事だらけで絶対に肩甲骨を下げたい!!と思っていると思いますが、まだまだ引っ張ります。

そもそも、正しい姿勢・美しい姿勢とはどのようなものを言うのかご存知でしょうか。
正しい姿勢・美しい姿勢とは、顎を引き、左右の肩の高さが揃っていて、耳・肩の中心・くるぶしが一直線に結ばれている状態を言います。
しかし、このような姿勢を常に意識しているのは難しいですよね。そこで役立つのが、肩甲骨を下げる姿勢です。
肩甲骨を下げる姿勢はとても簡単で、両腕を体の横にぴったりと押し当てて、脇を絞めるだけ。
実際にやってみるとわかりますが、肩甲骨が下がり、つられて肩も下がるため、肩や首の緊張をやわらげることができます。
では肩甲骨を下げる働きのある筋肉をご紹介します。

【僧帽筋】
首、肩、背中の中心にかけて台形のような形で存在する筋肉です。一番表層にある筋肉のため、肩や首のコリを感じる時は、多くはこの僧帽筋の疲労と考えてよいでしょう。
僧帽筋は、上部僧帽筋・中部僧帽筋・下部僧帽筋に分かれ、肩甲骨を下げる筋肉は中部僧帽筋・下部僧帽筋となります。
中部僧帽筋は、肩甲骨を内側に引き寄せ、胸を張る時に必要な筋肉で、下部僧帽筋は肩甲骨を内側下方に引く作用があります。

【小胸筋】
胸郭の外側にある筋肉です。肩甲骨を内側下方に引くことで、肋骨を上げる作用がある筋肉です。

【大菱形筋】
背骨と肩甲骨を繋ぐ筋肉です。肩甲骨を内側に引き寄せる作用のある筋肉で、この大菱形筋が衰えると肩が前に回りやすくなり、背中が丸くなりやすいと言われています。

【小菱形筋】
大菱形筋の上を走り、背骨と肩甲骨を繋ぐ筋肉です。大菱形筋と同様に、肩甲骨を内側に引き寄せる作用を持っており、小菱形筋が衰えると猫背の原因となります。

肩甲骨を下げる方法をお伝えします。

ここでは、比較的簡単なストレッチなどをご紹介しますが、くれぐれも無理のない範囲のストレッチを自己責任で行うようお願いします。

【肩甲骨を下げるストレッチ】
1.両手を肩に置き、肘を前に出したらそのままぐるぐると回します。肘で大きな円を描くイメージで、前に5回後ろに5回行いましょう。

2.手を腰に当て、思いっ切り肩を上げます。この時、息を吸いながら3秒掛けて行います。
次に、3秒掛けて息を吐きながら肩を下げます。

3.背筋を伸ばした状態で立ちます。
そのまま、肘を直角に曲げ、体の横にぴったりと付けます。
肘から上は体から離さないようにして、手の平を内側に向けたまま外側へと開きます。「
開いて閉じる」を10回繰り返します。

4.両足を肩幅程度に開き、つま先を少し外側に向けます。
腕を頭の上へと伸ばし、手の平を合わせます。肘が曲がらないよう、まっすぐに伸ばしましょう。
次に、手の平を外側に向けながら、肘を曲げ体の後ろの方へ引いていきます。
肩甲骨を背中の中央に寄せるように意識しながら、肘が胸の位置まで下がったら止めます。
これを10回繰り返します。

5.タオルの両端を持って立ち、そのまま腕をまっすぐ上に持ち上げます。
タオルを握ったまま、腕を背中の方へ下ろします。
タオルが下がったら、またまっすぐ上に持ち上げます。
これを10回繰り返します。

これであなたも肩甲骨美人です。